ほのぼのさん日記8「茅の輪」

八の字かいて3度くぐれば元気に夏を過ごせるという。
いにしえの日本人が生み出した 神聖なる夏越の儀式。
時代を超えて受け継がれ、それらを守る人がいる。
同時に受け継がれているものは、日本人の想像力と創造力。
植物で編まれた大きな神の輪を 3回くぐり抜けることに、
大切な意味を見出した。

儀式が変える私たちの 内側で起きる自分との会話。
会話が変わると見え方や 感じ方もが変化して、
気づかぬうちに変わるあり方、呼び起される夏への強さ。

ガスも電気もなかった頃に、我らの祖先が生み出した、
人の脳のシステムを、見事に生かす最先端の暑さ対策。

古くから 伝わる儀式が教えてくれた、日本人の想像力と創造力。
温故知新、節電の夏。



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